「
全国生コンクリート品質管理監査会議」が策定した「全国統一品質管理監査制度」の要求事項は、「全国統一品質管理監査基準」として定められています。内容は、JISマーク表示制度やISO9001等の要求事項を包含し、品質保証をより確実にするための項目や社会的責任として重要な環境保全の項目を付加したものとなっています。
この基準は、基本となる基準で、地区会議によっては”上乗せ基準”と称して、より厳しい基準を採用して監査を実施しているところもあります。
宮城県も
独自に3つの基準等を設定してこの制度を運用しています。
1.「宮城県生コンクリート品質監査委員会」の設置(参照、
組織図)
●地区会議(
宮城県生コンクリート品質管理監査会議)の下部組織として置き,
品質監査委員会の委員が実際の監査に出向きます。
●品質監査委員会も、地区会議と同様に
学・官・産の委員で構成しています。
●これによって、監査の中立性,公正性,透明性をより高めています。
2.「中間監査」の実施−宮城工組が独自で実施している監査
●年度の中間ころ、前年度の合格工場に対して、工場の品質管理状況を監査します。
3.「乗入れ監査」の実施
●監査員が、出身の地区以外の工場へ監査に立ち入ることを「乗入れ監査」と呼びます。
●「乗入れ監査」は、「中間監査」および「全国統一品質管理監査」
*で採用しています。
*私たちは、これを”本監査”と呼んでいます。
宮城県では、1年間に3種類の監査を実施しています(表1、参照)。